君は雪みたいだ
2015年 11月29日 21:39 (日)
嫌だね
靴に入った雪は冷たくて
ささるように痛い
不思議だと思った
空から降りてくるときは
まるで天使みたいに可憐なのに
触れると冷たくて
握り締めるととても痛かった
見ているだけなんて寂しくて
触れたくて触れたのに
触れることに後悔する
嫌だね
靴に入った雪は冷たくて
ささるように痛い
不思議だと思った
空から降りてくるときは
まるで天使みたいに可憐なのに
触れると冷たくて
握り締めるととても痛かった
見ているだけなんて寂しくて
触れたくて触れたのに
触れることに後悔する
嫌だね
君の知らない孤独と冬の夜
2015年 11月28日 21:24 (土)
暖かな夜
マフラーをひっかけ闊歩
猫の尻尾車の影
飛行機とも星ともつかぬ光
歩め月明りゆらゆら
嘔吐物の匂いと車のライト
若者の声どこに行く
暖かな冬
来ない雪と待ちぼうけ
マフラーをひっかけ闊歩
猫の尻尾車の影
飛行機とも星ともつかぬ光
歩め月明りゆらゆら
嘔吐物の匂いと車のライト
若者の声どこに行く
暖かな冬
来ない雪と待ちぼうけ
良いカメラが欲しいと思いました
2015年 11月28日 21:14 (土)
震える手とマンション6階で
朝焼けのオレンジをファインダーに
魔法が解けたように薄まる影と
闇を落とすように濃いブルー
見たままをあなたに伝えたくて
何度も落とすシャッター音
手を痛めるような空気の中で
貴方の煙草の匂いが微かにした
朝焼けのオレンジをファインダーに
魔法が解けたように薄まる影と
闇を落とすように濃いブルー
見たままをあなたに伝えたくて
何度も落とすシャッター音
手を痛めるような空気の中で
貴方の煙草の匂いが微かにした
アシッドマン
2015年 11月26日 18:03 (木)
摂取したい
話し声ドーパミンドバドバ
言葉は注射器
チクリと痛むココロ渇望
逸る息と見える幻覚
摂取しすぎたのか
足りないよ
もがいて
もうしないなんて呻きながら
でもきっと君を摂取したら
私また君を望む
話し声ドーパミンドバドバ
言葉は注射器
チクリと痛むココロ渇望
逸る息と見える幻覚
摂取しすぎたのか
足りないよ
もがいて
もうしないなんて呻きながら
でもきっと君を摂取したら
私また君を望む
自由なんてないんだと君は飛ぶ
2015年 11月26日 17:57 (木)
ペットボトルの水
飼いならされた犬
青空を隙間から覗き込む鳥
似ているね
キャンバスに描かれる芸術も
重力に縛られる私も
蛍光色の靴を履く君も
皆似ているね
空なんて飛べても無意味なんだね
飼いならされた犬
青空を隙間から覗き込む鳥
似ているね
キャンバスに描かれる芸術も
重力に縛られる私も
蛍光色の靴を履く君も
皆似ているね
空なんて飛べても無意味なんだね
color
2015年 11月26日 00:12 (木)
あの日見た夕焼けみたいな心を君は持っているかい
君の心は何色をしているか知っているかい
夢は何色か知りたいかい
空は青色だと君は嘆いていた
世界は色を決めるのを知っている
世間は人の色を決めたがる
表面的な色を僕の色にする
僕の色は白色かい
混ぜていないコーヒーのように
中身は深い闇の色なのではないのかい
麻薬みたいな人間の色は深緑なのかい
青色が好きな人間の色は何色だい
何を求めるのだ
汚されるのは本当に白色だけなのか
夜の闇でさえ赤や青や黄色によごされる
人の声や情欲の嵐に塗りつぶされる
美しいかい
そこで踊る人間は美しいかい
白い湖で立ち止まる少女は綺麗かい
夜の闇で傘をさす少女は何色だい
君の見ている世界は本当に正しいのか問うてみるといい
君に見えてる赤は本当に赤色なのか
君が伸ばした手は誰が引いてくれるのか
君の目は何色なのか
君は一生見ること無いのだから
何を信じるか考えてみるといい
君の心は何色をしているか知っているかい
夢は何色か知りたいかい
空は青色だと君は嘆いていた
世界は色を決めるのを知っている
世間は人の色を決めたがる
表面的な色を僕の色にする
僕の色は白色かい
混ぜていないコーヒーのように
中身は深い闇の色なのではないのかい
麻薬みたいな人間の色は深緑なのかい
青色が好きな人間の色は何色だい
何を求めるのだ
汚されるのは本当に白色だけなのか
夜の闇でさえ赤や青や黄色によごされる
人の声や情欲の嵐に塗りつぶされる
美しいかい
そこで踊る人間は美しいかい
白い湖で立ち止まる少女は綺麗かい
夜の闇で傘をさす少女は何色だい
君の見ている世界は本当に正しいのか問うてみるといい
君に見えてる赤は本当に赤色なのか
君が伸ばした手は誰が引いてくれるのか
君の目は何色なのか
君は一生見ること無いのだから
何を信じるか考えてみるといい
他の男の君なんて嫌い
2015年 11月23日 22:20 (月)
煙草吸うのと少女のまま
君の瞳はあの頃のまま
手を握るその温もりも
抱きしめた感触も
コーラルの唇も
そのまま変わらない
変わらない君が嫌い
変わらないのに進む君が嫌い
君の瞳はあの頃のまま
手を握るその温もりも
抱きしめた感触も
コーラルの唇も
そのまま変わらない
変わらない君が嫌い
変わらないのに進む君が嫌い
少女漫画みたいな恋を
2015年 11月19日 19:52 (木)
この世界が色を持つずっと前の話
グレーの世界で見つけたあなた
揺れる瞳にネオンが映る素敵な夜
出会ってしまった
すれちがってふと後ろを
貴方も見ていた私のこと
運命なんてないと言い聞かせて
固く手のひらを折り曲げる
ピンクも空色もエメラルドグリーンも
私の瞳に映ったことなんてない
だから信じられたのかも
色のない世界で私だけが見つけた恋の色
グレーの世界で見つけたあなた
揺れる瞳にネオンが映る素敵な夜
出会ってしまった
すれちがってふと後ろを
貴方も見ていた私のこと
運命なんてないと言い聞かせて
固く手のひらを折り曲げる
ピンクも空色もエメラルドグリーンも
私の瞳に映ったことなんてない
だから信じられたのかも
色のない世界で私だけが見つけた恋の色
白で汚す黒
2015年 11月18日 22:00 (水)
煙草をやめました
ポーカーフェイス
影にくすぶる赤ん坊の泣き声
茶色い瞳に映らない感情
濡れた髪の毛に終わりのキス
香らないセッタ
不機嫌に纏わりつく清潔さ
私の口のマルボロの煙
汚してあげる
グレーに染まる純情の影
ポーカーフェイス
影にくすぶる赤ん坊の泣き声
茶色い瞳に映らない感情
濡れた髪の毛に終わりのキス
香らないセッタ
不機嫌に纏わりつく清潔さ
私の口のマルボロの煙
汚してあげる
グレーに染まる純情の影
いらない歯車回る世界
2015年 11月18日 21:50 (水)
言われなければ分からない
言わなくても分かって
我儘でしょう
でも私言ってくれればなんでもするわ
分からないなら何もしなくていいの
傍に居てくれるならそれだけでいいの
それだけ分かって
貴方も同じなの?
それなら一緒に死にましょう
同じ人を好きになったなら
死ななくちゃいけないの
歯車が噛合わない者同士で生きてはいけないの
言わなくても分かって
我儘でしょう
でも私言ってくれればなんでもするわ
分からないなら何もしなくていいの
傍に居てくれるならそれだけでいいの
それだけ分かって
貴方も同じなの?
それなら一緒に死にましょう
同じ人を好きになったなら
死ななくちゃいけないの
歯車が噛合わない者同士で生きてはいけないの
過換気症候群
2015年 11月18日 18:24 (水)
早い呼吸と恋心
甘い匂い煙草の匂い
苦みを追って水の中
呼吸困難の夢の中キラキラ
触れられない唇と低い声
大きな手のひら、眼差し
愛してると言いたいのに言葉は
酸素と窒素、二酸化炭素の嵐に飲み込まれ
出せない声に阻まれて幻
全て嘘に変わるその前に
この嵐が止めばいいのに
甘い匂い煙草の匂い
苦みを追って水の中
呼吸困難の夢の中キラキラ
触れられない唇と低い声
大きな手のひら、眼差し
愛してると言いたいのに言葉は
酸素と窒素、二酸化炭素の嵐に飲み込まれ
出せない声に阻まれて幻
全て嘘に変わるその前に
この嵐が止めばいいのに
青い星と心中する15歳
2015年 11月18日 18:17 (水)
吐き出して悲しみ
水色の光と甘い影
昼の明かりと夜の街灯
違いなんて分からないと走り出す
痛みも全部嘘だと信じさせて
分からないものなんて信じたくない
死にたくない消えたいと嘆いて
スカートの裾を翻す
夜の帳、光るシリウスの導きだけ
私の心臓を焼き尽くして
水色の光と甘い影
昼の明かりと夜の街灯
違いなんて分からないと走り出す
痛みも全部嘘だと信じさせて
分からないものなんて信じたくない
死にたくない消えたいと嘆いて
スカートの裾を翻す
夜の帳、光るシリウスの導きだけ
私の心臓を焼き尽くして
一冊読んで不幸になった
2015年 11月18日 00:36 (水)
一冊読んで魔法にかかった
一冊読んで夢に溺れた
一冊読んで服の裾
一冊読んで指の先
一冊読んで握った手のひら
一冊読んで触れた唇
一冊読んで繋がった貴方と
一冊読んで終わりが見えて
一冊読んで泡沫みたいに
消えた温もりととけた魔法
さよならの言い方なんて
書いてなかったと言い訳させて
一冊読んで夢に溺れた
一冊読んで服の裾
一冊読んで指の先
一冊読んで握った手のひら
一冊読んで触れた唇
一冊読んで繋がった貴方と
一冊読んで終わりが見えて
一冊読んで泡沫みたいに
消えた温もりととけた魔法
さよならの言い方なんて
書いてなかったと言い訳させて
冬にすべて忘れればいいと思います
2015年 11月16日 21:19 (月)
貴方からの便りが途絶えて半年
シーツにくるまって過ごす
薬指に白い跡
気づけばもう冬
春にもらった指輪も
夏に消えたあなたの荷物も
秋に訪れた寂しさも
雪が全部埋めていく
消さないで
まだあなたの影を追っていたい
シーツにくるまって過ごす
薬指に白い跡
気づけばもう冬
春にもらった指輪も
夏に消えたあなたの荷物も
秋に訪れた寂しさも
雪が全部埋めていく
消さないで
まだあなたの影を追っていたい
手は繋がない、口も合せない
2015年 11月15日 20:17 (日)
グラスの結露
ダイヤモンドの輝きの違い
比較温かくない僕の部屋と
ピンキーリングの鈍い光
白い手足と捨てられたタイトスカート
ペディキュアの赤
全て冬のせい
胸の痛みはすべて冬の
ダイヤモンドの輝きの違い
比較温かくない僕の部屋と
ピンキーリングの鈍い光
白い手足と捨てられたタイトスカート
ペディキュアの赤
全て冬のせい
胸の痛みはすべて冬の
打ち震えるような恋だった
2015年 11月14日 18:04 (土)
シャワーを浴びたい
白い霧の中を漂いたい
黄白色の光、息のし辛い個室の中
冷たい石鹸の匂いと孤独を分かち合う
泡のような恋だと呟き
恋の断片を落とすことなく浴槽へ
揺れる水面と固い肢体
何もない
僕には何も、何もない
白い霧の中を漂いたい
黄白色の光、息のし辛い個室の中
冷たい石鹸の匂いと孤独を分かち合う
泡のような恋だと呟き
恋の断片を落とすことなく浴槽へ
揺れる水面と固い肢体
何もない
僕には何も、何もない
そのうち君は君じゃなくなる
2015年 11月14日 00:19 (土)
かっこつける19歳
何を望む
エメラルドグリーンの靴を履き
黒の装丁の小説、海外のノベリスト
空っぽのままかっこつける
何を望む
「貴方の真似」
何を望む
「貴方の好きな女になりたい」
何を望む
何を望む
エメラルドグリーンの靴を履き
黒の装丁の小説、海外のノベリスト
空っぽのままかっこつける
何を望む
「貴方の真似」
何を望む
「貴方の好きな女になりたい」
何を望む